穴ぐらダイアリー

読んで字の如く。

効能

昔から私は顔にほとんど汗をかかない。
もちろん、暑い時期はこめかみの辺りが汗ばんだり全体的に脂っぽくはなるけれど、粒の汗が浮いたり流れることはない。
母はメイクも流れてしまう!と嘆くほどにもの凄い汗っかきだから、体質は遺伝子だけで決まるわけではなさそうだ。


ただし、なぜか顔に"は"かかないというだけで、そこから下は普通に大量の汗をかく。
反作用なのかは知らないが、特にこの時期からの首汗が、大変なことになっている。
首に汗が流れるのではないが、感覚的には常に汗がにじみ出ている状態というんだろうか。顔に流れない分が首から出てるとか…?もはやホラー💀
とにかく、状況が許すときには常にタオルか手拭いでひっきりなしに首を押さえておかねば、気持ち悪い。

気持ち悪いだけなら我慢もするが、今年からはさらなる実害が加わってきた。
汗をかくと、皮膚がチクチクピリピリと猛烈に痛痒いのだ。
あせもなのか?とはじめは掻かないよう汗を拭くだけにしていた。しかし痒み以上に堪えるのが、このチクチクピリピリ。滲みるような痛みが汗を拭くだけでは治らず、つい掻いてしまう。


ネットで調べてみた。
色々と身に覚えのある症状について書かれた記事の拾い読みだから定かではないが、まあ、あせもの一種ではあるようだ。
あせもと違うのは、例のピリピリ。
「首の痒み ピリピリ」
とかのキーワードがすぐに出てくるので、私と同じ症状はあるんだ、とちょっとホッと?した。

どうやら、女性の更年期にも関係しているらしいことが判明した。
女性ホルモンの分泌の減少と共に、皮膚トラブルは増えてくる。
乾燥肌で痒い、とかの症状と同じく、このチクチクピリピリも、汗に含まれるアンモニアなどの成分が皮膚を刺激することによって起きるのだとか。

つまり。

『加齢ですね(笑顔)』

と病院に行けばその一言で診察は終わり、塗り薬を処方されると。ただそれだけの事。



加齢が理由ならば、もう諦めて今を受け入れてゆくより仕方がない。
世の中で活躍する、陶器白肌のアラフィフ美魔女の方々には、こんなトラブルなど起きないのだろうか………

比較に持ち出すことすら「おこがましいわw」この夏の汗対策を考えなきゃ💦

やっぱり塗り薬を使うしかないんだろうか?
さらさらした使い心地のものや非ステロイドのものも市販されているし、掻くよりは先に塗って予防する方が悪化のループを引き起こすよりかはマシかもしれない。



ところが昨夜、意外なモノが我が家にあったことを不意に思い出した。
もう10年以上も前に、ある農家の方から頂いた「枇杷の葉の焼酎漬け」
である。

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擦り傷や肌荒れなんにでも効くよ!とジャムの空き瓶に入れて下さったのを持ち帰ったものの、見た目はパッとせず、なんとなく医薬品等を収納する引き出しの奥に押し込んだまま、忘れていた。

いま自宅に塗り薬等は置いてないので、ふとアレの存在が閃いたのだ。10年ぶりの対面だった。

蓋は硬く締まってもいず、パカッと簡単に開いた。匂いを嗅いでみる。無臭だ。焼酎漬けだから、むしろふんわりとフルーティな甘さが漂う。
元の色が緑だったと想像もつかないほどの濃い褐色化した葉の一枚を取り、清潔にした後の首の患部に直接当ててみた。
ヒンヤリとして気持ちがいい。パッティングのように軽いタッチでひたひたとまんべんなく。

するとどうだ。なんだか痒みが落ち着いたみたい!?

いやいや。まだ今塗ったばかりだから。何となくそんな気になってるだけかも。と、慎重に期待感にストップをかけ(こういうのを"老婆心"と言います)、そのまま就寝した。


翌日。
寝ている間に痒くてつい掻いていることもなく、朝が来た。
さらに、起きていてもあのチクチクがぶりかえして来ない‼️

こ、こいつはスゲェーー・・・👍👍👍‼️

たしかに、昨日今日と大雨で気温も下がり、汗の量も日差しも格段に少ない、という環境下での話だ。

しかし、さっきももう一度パッティングしてそのまま過ごしているが、すでに被れてしまっていた部分の痛痒さは見事に抑え込まれている状態。
枇杷の葉の温湿布だとか、その他民間療法にも色んなものが数え切れない程あるが、少なくとも我が家の枇杷の葉エキスの効能は本物だった。


さらに調べると、簡単に家庭で作れて使用法など懇切に解説されたホームページなどが幾らでもヒットした。


10年という放置…もとい熟成期間が効能に影響したかは判らない。
かくなる上は、自作して確かめてみようと思う。


実際の使用は還暦の頃か・・・

で、結局それまで私の肌荒れ、何で守れば良いの?🤣
(かなり本末転倒)