穴ぐらダイアリー

読んで字の如く。

2020-01-01から1年間の記事一覧

観察眼

地元のスーパーの広告にいつも掲載されている店主のコラム?が最近では楽しみ(笑) 内容から同世代(アラフィフ)と推察している。 ザ☆昭和の一少年のあるある話が、たまにこうして開陳されるのだが、この記憶力というかディテールの描写はなかなかすごい。…

30分

10月初めの頃に旅をして、その時偶然にも茶の湯に関する展示や出会いに恵まれた。そんな事はまったく当初の目的にはなかったけれど、自分のなかで興味があるものとは、いつかタイミングが来たときに前触れなく出逢えるのかも知れない。 というわけで、帰っ…

お弁当

先日、叔母に頼まれて、お弁当を作って届けた。 長年の趣味のフラダンスの面々だが、皆さん80代。最高86歳の方もふたりいらっしゃるとか。 つくづく感心する。私もだし、私の世代より若い世代の人たちが、果たしてその年齢になるまで心身共に健やかにい…

きびだんご

先週まで何日か旅行していた。 一年ぶりの県外旅行。新幹線は思った以上に空いていたけれど、街の中や観光地の人出はかなりのもの。 お城や美術館などに行くと、入り口で体温チェックだけでなく氏名連絡先の記帳を要請されるところも多かった。 どこも出来う…

贅沢

居間の窓の外に、大きな銀木犀の木が植わっている。後ろのご隠居邸の庭木だ。 ふだんはひとけのない家だが、定期的に草刈りや手を入れているので、立派な庭木がどれも元気に長生きしている。気温もちょうど良く気持ちよく穏やかな晴れが続く秋の今頃、開けた…

花のたましい

スーパーマルイチのチラシより。 散った花のたましいはどこにゆくのかと想像する、研ぎ澄まされた感受性。「風がおいでとよぶときに、やはりすなおについてゆき、」風に花びらを散らされたのではなくて、おいでと誘われたから自らすなおにガクから離れていっ…

半額レストラン

スーパーでステーキ肉が半額になっていた。 このところ私が狙っ…もとい注目しているのは、ホルモン剤や化学飼料不使用のウルグアイ産ビーフ。 しかもそのスペック、大きさに対してなぜかお値打ち価格。 ウルグアイとはそもそもどこの国ぞ?と調べてみたら、…

センサー

眼科に定期検診に行ったときのこと。 待合室に入る前に玄関ホールで検温のために並んでいると、診察を終えた高齢の男性が中から出てきた。男性は「失礼」と周囲に会釈しつつホールを横切って公衆電話に近づき、どこかにかけ始める。 次の瞬間おもむろに大声…

ごめんね

同じじゃないけど、色んな悔いは後からいくらでも出てくる。ばあちゃんのしてくれたこと、食べさせて貰った味、優しい手触りと声、今もこれからもずっと忘れない。 ありがとう。

検査

胃と大腸の内視鏡検査のために、数日前から食事制限していた夫の夕食。食べてはいけないものは、「腸に残りそうなもの」 であるからにして、特に油ものがNGとかいうことも無さそうだ。 かく言う私が、先月先に検査を受けているので、食生活はその時のと同じ…

キムチは偉い

まだ梅雨明けはしていないが、急激に暑くなってきた。 もはや「暑い」って言葉では追いつかないレベル………。 こんな時、年中暑い国に住む人々のことを考えてみるが、それこそ想像が追いつかない。 100年前とも単純な比較にならないほど苛烈化する気象状況…

別物

以前ポテトサラダの話を書いたが、久しぶりにまたコウケンテツさんの料理動画を見て、作ってみた第二弾はコレ、『ワンパンで作るチキン南蛮』 「鶏肉は裏切らない」とのテーマで、色んな鶏肉料理をレクチャーするというシリーズになるのかな。他を見てないか…

アマビエ

一日ドックで病院に行ったら、待機部屋の壁に掛かっていた絵に、ふと見覚えのある姿が……… 音楽的で浮遊感漂う画面のなかに描かれた、おそらく"鳥"なのだろうが、見た瞬間(えっ!)とドキッとした。 神秘的な大きな目といい尖った口といいヒレみたいな足と…

かたいプリン

八月からカフェを再開するので、新しいメニューを試作している。 かたい、と打ってハタと迷った。 この場合はどの漢字になるんだろう。「固い」「硬い」「堅い」「難い」一番最後のは無いとして、調べてみたら、『日本語早分かり』というサイトに以下のよう…

差別について

https://magmix.jp/post/31124面白い、いやとても興味深い記事を読んだ。イラストレーターの若い女性が、南欧に長年暮らす叔母を現地に訪ねた時に起きたエピソードを、短い漫画にしたところ、たくさんの反響があった。 その作品と、インタビューがまとめられ…

効能

昔から私は顔にほとんど汗をかかない。 もちろん、暑い時期はこめかみの辺りが汗ばんだり全体的に脂っぽくはなるけれど、粒の汗が浮いたり流れることはない。 母はメイクも流れてしまう!と嘆くほどにもの凄い汗っかきだから、体質は遺伝子だけで決まるわけ…

やる気スイッチ

どこかに付いてたはずなんだけどなあ…第二波を懸念しながらも、世の中は「新しい生活」へと各々動き出した。なのに私ときたら。何ということも無く時間が過ぎてゆく日常に慣れ過ぎて、無感覚になっている。 私の仕事はカフェ営業。まさに不要不急な業種。そ…

外食

コロナ自粛により、宅飲みする人が増えたという流れは当然だろう。 知り合いの中には、外ではかなり飲むのに自宅では飲まない、また家族のいる自宅で一人飲んでもつまらないという男性も数人いる。が、さすがに今回のような長期間の自粛で、習慣が多少変化し…

出逢い

カゲキ先生のツイートを読み、自分はどうだったかと来し方を振り返ってみる。たしかに②と③は数えきれないほど。①に関して言えば、いつもは全然会わなくても歳月も関係なく、心の中に生きる存在は、こんな私にもやっぱり居てくれたことに気づく。ほんの片手に…

迷子の子猫

この三日ほど前から、家の外で鳴いている。「ミャア、ミャア」とまさに文字通りの鳴き声が、昼といわず夜中まで断続的に続く。煩いというのではないが、ひたすら何かに向けて呼びかけるような声が、胸にこたえる。どこから来たのか、迷子の子猫のようだ。 こ…

久々の

居酒屋さんにいざ出陣❗️ 地元の港水揚げの刺し盛り。アジのなめろうは、旬の新生姜がたっぷり刻んで混ぜ込んであり、スパイス感が爽快。 砂肝の唐揚げ。ちょっとカレー風味のサクサク衣。豆板醤の旨みが引き立てる。 箸休めのたたき胡瓜も、粗挽き唐辛子の使…

コツ

YouTubeで料理家コウケンテツさん配信の動画を見た。毎回一つの料理を、手順や美味しく作るコツを丁寧に解説しながら作るというもの。 テンション高い口調でシャキシャキと進めてゆくテンポではなく、普通のトーンの語り口と急がない手際にほのぼのする。好…

言霊

作家・田辺聖子さんの言葉でこんなものを覚えている。『言葉を信頼し、あとは読み手の勝手な想像に可能な限り任せるという表現の流儀』自分の発信する言葉に責任を持つ覚悟があるから信頼するし、そこまで練られた言葉だからこそ、読み手に委ねられるのだと…

酒とつまみ2

卵黄タレ漬け 卵が冷蔵庫に二個。お菓子の買い置きが切れたので何か作ろうと思い立つ。 水切りヨーグルトで軽いチーズケーキもどきを作るのに、卵白のみ一個余分に欲しくて、余った黄身の使い途。 まず卵一個を殻のまま凍らせる。凍ったのを出して室温に放置…

呪い

直接会った事もない、プライベートで話した事もない誰かを、ネット上で言葉で貶め追い詰める。 匿名のカーテンの向こうに姿を隠して、名前と顔を世間の前に出して堂々と生きている人に対して、誹謗中傷や罵声を浴びせる。 自分だけがしているんじゃない、他…

酒とつまみ1

とりとめない日常を書くだけのこのブログ、一つくらい何かテーマがあった方がいいかなとフト思った。とは言え、何がある?何でもそこそこ、まあこんなものかという程度に生きている怠け者なので、これだけはこだわっていると言えるものがない。自粛前でも自…

散歩

ウォーキングアプリを使って歩くようにしたら、今のところはそこそこ続いている。面倒くさいと思っても、1日1万歩という目標を任意で設定したのは自分だから、仕方なく出てゆく時もある。 見えない犬にリードされてるみたいだ。歩き出すと、季節も良いし気持…

充実

ある著名なシスターの遺した言葉。「時間の使い方は、命の使い方」何の為にひとは生きるのか、なぜひとは残酷になるのかなど、 ひとつだけの答えがないようで、でも心の片隅に転がっている疑問、疑問。 自粛期間で自宅に長くいる今だからこそ、日ごろは考え…